デイサービスぷらいまるでの作業で、利用者の皆様はこれまでレジンやビーズを使ったアクセサリー作りに取り組んでこられましたが、今年に入って本格的に「紙すき」による和紙作りにもチャレンジされるようになりました。

作成方法は支援員がおおぞら特別支援学校様へ出向いて紙すき作業を見学させて頂いたり、ネットで検索したり、経験者からのアドバイスを頂戴したり、半年以上試行錯誤を繰り返してようやく形になって参りました。今回はその工程をご紹介します。

工程①

まずは空の牛乳パックを集めてぐつぐつと煮て薄い膜を剥がしてから乾燥させます。

次にそれを細かく手で千切っていきます。

すぐに飽きてしまわれるのではという支援員の心配をよそに、利用者の皆様は黙々と作業をされていました。プチプチをつぶすのと同じように意外とストレス解消になるのかも知れません

 

工程②

千切った紙に一定分量の水を加えてミキサーにかけます。この時、色の付いた花紙を混ぜると水色やピンクの紙が出来上がります。この水加減やミキサーにかける時間も、何度も試してようやく形になってきました。

 

工程③

今度はそれを大きなケースに貯めて、いよいよ醍醐味である「紙すき」です。

職員手作りの金網を木枠で閉じたものを使ってすくっていきます。最初の内は、ムラが出来たり、水滴が落ちたり、均一に仕上げるまでに本当に苦労されていましたが、最近ではコツをつかんで失敗が少なくなってまいりました。

 

工程④

次はすいたものを紙に仕上げる段階です。

木枠から外したらバスタオルに包み、足で踏んで水分を吸収させます。

その後はタオルの上からローラーをかけて均一になるよう仕上げていきます。

 

 

工程⑤

プラ板の上で乾燥させて「和紙」の完成です。

 

工程⑥

現在それを「ポチ袋」に加工しています。

型紙で型を取り、線に沿って切って、折り返して糊付けします。

 

 

工程⑦

支援スタッフ制作の消しゴムハンコを押して完成です。

余った切れ端を型抜きして花柄のアクセントを加えると一段とステキになりますね!

余った紙は、またミキサーに混ぜて再利用します。

 

 

 

完成した「ポチ袋」セットは、5月28日の和光市役所で開催された「わこらぼ

まつり」や、6月4日・11日の無印良品ヤオコー和光丸山台店様の「つながる市」に出品し、少ない枚数でしたが、あっという間に完売しました。

「わこらぼまつり」はコロナの影響がまだ大きかった昨年にくらべて倍以上の人出で、クリード和光も利用者様の中から2名が代表としてステージに立ち、沢山の来場客の前で日ごろの活動報告をされました。もちろんブースのアピールも忘れてはいけませんね。

 

無印良品様で2カ月に1度開催される「つながる市」でも利用者様と支援員とで力を合わせて店番をしますが、どこでもターゲットはやはりお子様で、利用者の皆様も慣れてきたのか、お子様をお連れの方が通るたびに「いらっしゃいませ!」と大きな声をかけておられました。

 

 

 

 

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今月の絵手紙はありきたりですが「朝顔」です。暑い夏に何気に涼しく感じていただければ幸いです

 

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