毎年、11月から4月上旬頃まで全国各地でインフルエンザが猛威をふるいます。

当事業所でも1月7日に利用者様の一人が発熱と倦怠感を訴え、病院に行ったところ、インフルエンザA型と診断されました。

その後、日を追うごとに次々と罹患者が増え、一週間後の1月14日には、利用者12名、職員2名の計14名が罹患しました。

しかし、その後の一週間は新たな罹患者も出ず、1月21日には終息宣言を出すことが出来ました。

なぜこのように多くの罹患者が出たにも関わらず、わずか2週間で終息宣言を出すことが出来たのか、それは、迅速かつ適切な職員の対応に尽きると思います。

 

当事業所では11月初旬に利用者、職員全員が予防接種を受けました。

そして、特に職員は外部から事業所内にウィルスを持ち込むリスクが高いためマスクの着用を義務づけました。もちろん外出先から帰ったら「うがい・手洗い」の励行、事業所内の食堂など共有スペースにはクレペリン設置などの予防対策を施しました。

考えられるだけの策を講じましたが、それでも感染者が出てしまいました・・・。

原因はいろいろ考えられますが、罹ってしまったのは仕方ない。

 

むしろこの2週間の職員のチームワークが素晴らしかったので、手前味噌になりますがお話しします。

 

罹患した利用者様を居室に隔離するのはもちろんですが、朝・昼・晩の食事を各居室に運び、そして下膳し、食器等も別のビニール袋に入れ洗浄消毒すると言った事など、もろもろの対応を、職員一人一人がそれぞれの役割を自覚し、自ら罹患するかもしれないリスクにも配慮し、的確に行動してくれた成果がこのような短期間で終息できた一因ではなかったかと考えます。

 

いま、新型コロナウィルスなるものの感染が日本国内でも発覚し、流行するのではとの懸念がありますが、どんな時でもチームワークと適切な判断、対応がリスクの回避に寄与するのだなと言う事を改めて認識させられた2週間でした。